イラストレーターのアピアランス一度使ったら戻れない!

イラストレーターのアピアランス一度使ったら戻れない!

アピアランスはIllustratorにとって革命的な機能

イラストレーターのアピアランスの使い方を紹介します。
アピアランスはIllustrator9からの機能で、それ以前からのイラストレーターユーザーのベテランデザイナーはあまり使ったことがないという方も少なくありません。ですが、使わないと損です。


アピアランスはIllustratorにとって出現以前と比べたら革命的と言っても良い機能だと思っています。一度使ったら戻れません。
では、どんなに素晴らしい機能かをお伝えします。

イラストレーターのアピアランス一度使ったら戻れない!

 

アピアランスを使わなくても見た目は同じようにできるが・・・

アピアランスで袋文字を作っておけば修正が入った時も、必要な箇所を一回だけ直せば済みます。
アピアランスを使わずに、コピー+前面ペースト(もしくは背面にペースト)でアピアランスと同じように作成はできますが、重ねている回数分の修正作業の必要があるため、修正の効率がとても悪くなってしまいます。

イラストレーターのアピアランス。使わなくても見た目は同じようにできるが・・・

具体的なアピアランスの作成方法

では、具体的なアピアランスの作成方法を見ていきましょう。
今回はタイトルや見出しを目立たせるためによく使われる二重の袋文字を作成します。

イラストレーターのアピアランス。まず一番上にくる元のテキストをタイプ
1、まず一番上にくる元のテキストをタイプし、「アピアランスパネル」を表示させます。
イラストレーターのアピアランス。次に一重目の赤い縁取り線を追加します。
2、次に一重目の赤い縁取り線を追加します。「アピアランスパネル」の最下部の左端のアイコン「新規線を追加」をクリックして追加。
イラストレーターのアピアランス。順番が違うとイメージしたように表示されません。

線幅(5pt)と色を設定します。ついでに「線パネル」で「丸型先端」を選択しておきましょうイラストレーターのアピアランス。最後に外側の黒の縁取りを作成します。
3、最後に外側の黒の縁取りを作成します。2番と同じ要領で「新規線を追加」線幅(8pt)と色を黒に設定。

イラストレーターのアピアランス。「新規線を追加」線幅(8pt)と色を黒に設定。最後に順番を一番下に持ってきて、アピアランスの二重の袋文字完成です。

重ねる順番が大切

アピアランスは重ねる順番が大切です。
せっかく塗りや線を追加しても、順番が違うとイメージしたように表示されません。
袋文字の場合は一番外側の線を一番下へ。その内側は下から2番目、塗りは一番上という順番に調整します。
移動の方法はレイヤーを移動するときと同じく、ドラック&ドロップでOKです。

アピアランスは重ねる順番が大切です

イラストレーターのアピアランス。革命的と言っても良い機能。

アピアランスは単に袋文字を作るときに便利というだけではなく、その実力はまだまだこんなものではありません。
塗りや線の追加だけでなく、さまざまな効果をつけることが可能です。詳しくは次回以降で紹介していきます。